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【直球緩球】「監査役、経営者に同等の立場で意見を」 日本監査役協会 岡田譲治会長

インタビューに応じる日本監査役協会・岡田譲治会長=10日午後、東京都千代田区(川口良介撮影)
インタビューに応じる日本監査役協会・岡田譲治会長=10日午後、東京都千代田区(川口良介撮影)

 --東芝の不正会計をはじめ、企業の不祥事が相次いでいる

 「監査役は取締役の職務執行を監査するのが役目。(協会として)こうした事態を、重く真摯(しんし)に受け止めている。監査役は株主から負託を受け職務を遂行しており、経営者に対しては、同等の立場で物申す覚悟が必要だ」

 --監査役の役割がますます重要になる

 「会社の内部統制システムがしっかり構築され運用されているか監査するのも監査役の役割だ。『経営者が企業統治に深い理解を示しているか』『企業内の風通しが良くコミュニケーションがとれているか』などを総称して内部統制システムというが、(このシステムが)確立していれば未然に不祥事は防げる」

 --監査法人などの会計監査人が監査で重視した「監査上の主要な検討事項」(KAM)を監査報告書に記載することが決まった

 「令和2年3月期から早期適用が始まり、3年3月期から上場企業で義務化される。投資家への情報提供などが充実するだろう。各企業で何をKAMとして取り上げるか、監査役は会計監査人と協議する」

 --経営者が開示をいやがる情報もあるのでは

 「減損リスクや競合他社に知られたくない情報などは経営者が開示を躊躇(ちゅうちょ)しがちだ。これに対し、会計監査人が開示を主張するケースがあるだろう。監査役は両者のせめぎあいを仲介し、意識的に株主の側に身を置いて、たとえば経営側に対し、自分の考えで『開示すべきだ』と主張するまでになってほしい」

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