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えっ、家が喫茶店になる? 自宅焙煎ができる「ホームロースター」が面白い

 以前からポップコーンをつくることができる機械を販売していまして、そのお客さんからこのような声がありました。「ウチは喫茶店を経営している。ポップコーンマシーンの技術を応用すれば、焙煎機をつくれるのではないか?」と。ちょっと気になったのでネットで調べると、ポップコーンマシーンを使ってコーヒー豆を焙煎している動画がアップされていたんですよね。

 「じゃあ、当社でもできるのではないか」と考え、ちょっとつくろうとしました。でも、全くダメ。技術的に何が足りないのかよく分からないといった問題もあったのですが、そもそも当社のスタッフにコーヒーに詳しい人間がいませんでした。ちなみに、私はどうかというと、豆をひいてコーヒーを淹れたことがない。そんな状況だったので、喫茶店を経営されている方に「ちょっとウチでは難しいです」とお断りしました。

 一度はお断りしたものの、やっぱりずっと気になっていたんですよね。スタッフからアイデアを募り、本を買って勉強したりして、なんとかできないかと糸口を探していました。いろいろ調べたところ、ポップコーンメーカーの基本的な構造を応用すれば、焙煎機ができることが分かってきました。風で豆を攪拌(かくはん)しながら熱風加熱し、マイコンで時間ごとに温度を調節する。このほかに、熱い温度でも耐えられるように素材を変えるなどして、なんとか試作品をつくることができました。

 土肥: マシーンに生豆を入れて、ボタンを押す。そうすると、焙煎が始まって、冷却する。20分ほど待てば、完了するわけですよね。

チャフ(薄皮)を自動で分離してくれる
チャフ(薄皮)を自動で分離してくれる
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周囲からは反対の声ばかり

 土肥: 「コーヒーの焙煎機をつくるぞー。試作品を完成したぞー」といった話をしたとき、周囲からはどのような声がありましたか?

 山: 「本当にそれ売れるの?」といった声ばかりでした。市場に同じような商品がないので、どのくらい売れるのか分かりません。ニーズがあるのかどうかも分からないので、心配になる気持ちはよーく理解できました。そんな状況にもかかわらず、なぜ試作品をつくったのか。喫茶店を運営されている方からの「つくってほしい」という声があったからなんですよね。

 「こんな商品、欲しいなあ」と思っても、なかなかメーカーに相談することってないですよね。でも、そのような声が届いた。市場に同じような商品がないので、ニーズがあるのかどうかが分からない。売り先があるのかどうかも分からない。どのくらい売れるのかも分からないので、事業計画も立てられない。けど、お客さんの声を大事にしてみてはどうかと考えました。モチベーションとしてはとてもシンプルですが、「つくってみて売れなかったらあきらめよう」とも考えていました。

 土肥: クラウドファンディングで公開したところ、目標金額を大幅に上回りました。コーヒーの楽しみ方が多様化していることがうかがえたわけですが、資金がどんどん集まっていくことに対して、社内はどのような雰囲気でしたか?

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