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アパレル大手がオーダーメード強化 働く女性に照準

 アパレル各社が、オーダーメード事業を強化している。三陽商会は9月に同社初の専門ブランドを立ち上げ、オンワードホールディングス(HD)は中国・大連に縫製工場を新設した。これまでに培ったサイズなどに関するノウハウを生かす一方で、ITも活用し、既製服に満足できない消費者の取り込みを狙う。

 三陽商会は主力ブランド「ポール・スチュアート」で30種類の生地から選べ、細かいサイズ調整にも対応したジャケットやスカートなどのオーダーサービスを展開。2月には店舗で採寸や生地選びを行った際に、タブレット端末で仕上がりをシミュレーションできる仕組みも導入した。

 購入の中心は40~50代の働く女性で、2~5月の販売数は前年同期比で35%増加。女性の幹部登用が進む中、「会議などの場で着られる服を探す人が増えている」という。

 9月には、オーダースーツブランド「ストーリー アンド ザ スタディー」を立ち上げ、東京・銀座に1号店を開設する。店で採寸し、タブレットで体を正面と横から撮影すると猫背などの特徴を把握。より自分に合ったスーツが作れる。価格はメンズで4万9000円から。令和5年度に25億円の売り上げを目指す。

 オンワードHDは、傘下のオンワードパーソナルスタイル(東京都港区)が手掛けるブランド「カシヤマ ザ・スマートテーラー」に対応したスーツ工場を中国・大連の生産拠点内に新設。年10万着の生産体制を整えた。

 ITを駆使し、工場から直送するなどして3万円からの低価格と最短1週間の短納期を実現。2年目の平成31年2月期には37億円を売り上げ、今期は60億円とさらなる拡大を狙う。

 一方、衣料品の染色加工を手掛けるセーレンは、店舗で「デジタル姿見」を使ったバーチャル試着ができ、47万通りからワンピースなどを選べる婦人服ブランド「ビスコテックス メイクユアブランド」を展開。4月にはブランドを支えるシステムの外部提供を始め、婦人服販売大手レリアンの新ブランド「ハロー・マイドレス」で採用された。セーレンは、このシステムを使った衣料品の受託生産を行っており、今後も提供先を増やして規模拡大につなげたい考えだ。

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