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リニア新幹線、工事現場への林道整備へ 静岡市とJRが協定

 リニア中央新幹線工事にからみ、静岡市とJR東海は1日、工事現場に通じる林道の改良工事を行うための協定を締結した。今後整備されるのは、静岡市葵区の沼平地区からリニア新幹線工事現場近くの二軒小屋までを結ぶ未舗装の全長27・3キロの林道。JR東海の全額負担で拡幅工事と舗装、落石防止対策などを行い、管理は市が担う。総工費は約80億円になる。

 具体的には、林道を全面舗装して約140カ所に待避所を設置。約7キロにわたってガードレールの新設や補修を行い、14本の橋も補強する。さらに落石防止のため、約230カ所で法面の保護工事を行う。今後、工事内容の詳細設計と必要な行政手続きを行い、9月にも着工する見込みで、完了予定は令和4年度という。

 同社は1日、「工事用車両や通行する第三者の安全を確保するため、協定を締結できたことは意義深い」とコメントした。市と同社は平成27年から、林道整備に向けた協議を進めていた。

 この林道をめぐっては、6月13日にリニア新幹線建設予定地を視察した川勝平太知事が「もう(準備)工事をやっているので、当然林道が整備されていると思ったが、全くされていない。誰が見ても危ない道のままだ」と不満を漏らしていた。

 リニア新幹線工事の静岡工区は、大井川の流量減少問題などをめぐって県と同社との協議が難航しており、本体工事に着工できていない。ただ、南アルプスの椹島(さわらじま)、千石、西俣の3地区で準備工事として事務所や作業員宿舎の建設が始まっている。

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