PR

ニュース 経済

「大阪サミットでも美しい調和を」首相G20全体会合冒頭発言全文

 自由で開かれた経済は平和と繁栄の礎です。グローバル化による急速な変化への不安や不満がときに保護主義への誘惑を生み出し、国と国の間に鋭い対立も生み出していますが、貿易制限措置の応酬はどの国の利益にもなりません。いかなる貿易上の措置もWTO(世界貿易機関)協定と整合的であるべきです。

 現下の世界貿易をめぐる状況には深く憂慮しています。世界がわれわれG20リーダーの示す方向性に注目をしています。今こそ、自由、公正、無差別な貿易体制を維持・強化するための強いメッセージを打ち出さなければなりません。その観点から議長として2点問題提起した上で議論に移りたいと思います。

 第一にWTOは時代の変化を反映しておらず、多角的貿易体制の維持のため改革が急務です。昨年のブエノスアイレスサミットで必要なWTO改革を支持したことを受け、これまで閣僚レベルで上級委を含む紛争解決制度、電子商取引を含む新しい時代のルール作りなどの議論が進展したと承知しています。本日は首脳間でもWTO改革に向けたモメンタム(勢い)をさらに高める方策について議論したいと思います。

 加えて多角的貿易体制を補完するものとして経済連携協定も重要です。巨大な経済圏を構築する経済連携協定が世界で幅広く発効・交渉進展していることを歓迎します。引き続き日本は自由貿易の旗手として多角的貿易体制の改善や経済連携協定交渉を推進していきます。

 第二に杭州およびハンブルクサミットをはじめ、これまでG20で議論を積み重ねてきた国際貿易・投資の基盤となる公平な競争条件の確保についても議論を深め、皆さんの意見を拝聴したいと思います。

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ