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検査不正で全役員謝罪も「気力充実」89歳の会長支持根強く スズキ株主総会

浜松市で開かれたスズキの株主総会=27日午前
浜松市で開かれたスズキの株主総会=27日午前
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 スズキは27日、本社がある浜松市内のホテルで定時株主総会を開き、現経営陣の再任を可決した。約200万台のリコール(回収・無償修理)を起こした検査不正問題は3年前の燃費不正に続く不祥事だっただけに、鈴木俊宏社長は「心よりお詫びする」と謝罪し全役員が頭を下げた。ただ、89歳の鈴木修会長に対し「大ファンだ」とのエールや拍手が起こるなど経営陣への支持も強く、修会長は不正について「最高経営責任者として私が重く、重く受け止めている」と謝罪しつつ「気力は充実している」と経営に関わり続ける意思を示した。

 午前10時の開会を前に周辺駅などから株主を乗せたバスが乗り付け、検査不正への関心の高さからか、出席株主は634人と過去2番目に多さに。地元の一大企業だけに、杖をついたり車いすに乗ったりした高齢株主の姿も目立った。

 質疑は「役員は不祥事の責任を感じてもらいたい」との声が出るなど、やはり不正問題が中心となった。

 議長を務める俊宏社長が冒頭、謝罪した上で「経営陣と全従業員が一丸となって徹底的、永続的に再発防止策を実施する」と述べると、修会長も含めた役員全員が5秒ほど頭を下げた。

 最初の質問は不正関係。「3年前も不正があったのに、なぜまた起きたのか」との自然な疑問だった。

 俊宏社長は「燃費問題の際、完成検査をまったくチェックしていなかった。検査の公益性や重要性を十分理解できておらず、危機管理もできていなかった」とお粗末な実態だったこと認め、「経営陣として深く反省する」と謝罪した。

 「長年の不正だが今は大丈夫といえる根拠は」との厳しい問いには、監視員を立て、検査の自動化も進めていると説明。俊宏社長は検査員らに対して、疑わしい場合は躊躇なく生産ラインを止めるよう指示したといい、「現場が本当にやりやすい体制に変えていく」と理解を求めた。

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