レオパレス21の本社外観=3月18日午後、東京都中野区(納冨康撮影)
賃貸アパートの施工不良問題が発覚したレオパレス21は21日、同社が設計・監理し、他の事業者が施工した「他社物件」で、766棟に不備があったと発表した。防火や防音のために各戸を隔てる「界壁」が設置されていないことなどが確認された。
自社が施工した不備のある物件は5月末時点で1万6766棟に上っており、施工不良物件がさらに上積みされたことになる。
施工不良問題をめぐっては、これまで自社物件のみを調査してきたが、他社施工の物件も多く存在することから、他社物件も国土交通省が調査、報告するようレオパレスに指示していた。