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LIXIL、瀬戸氏「株主提案を継続」 委任状争奪戦に

LIXILグループ取締役の瀬戸欣哉氏(右)=13日午後、東京都中央区
LIXILグループ取締役の瀬戸欣哉氏(右)=13日午後、東京都中央区

 トップ人事をめぐって、経営の混乱が続く住宅設備大手LIXIL(リクシル)グループは13日、6月25日に開催する定時株主総会に提案する取締役候補者8人を発表した。自身を含む8人を取締役候補として株主提案している前社長兼最高経営責任者(CEO)の瀬戸欣哉取締役は、これに含まれなかった。CEO復帰を目指す瀬戸氏は同日会見し、「株主提案を継続する」としており、経営の主導権を争い、株主総会での委任状争奪戦が避けられない状況となった。

 指名委員会が決定した会社側の取締役候補は、JVCケンウッド元会長の河原春郎氏、リコー元社長の三浦善司氏ら7人の社外取締役と、リクシルの執行役副社長である大坪一彦氏の計8人。現在の取締役の再任はゼロで、経営の一新を狙う。

 CEOや執行役については、今回の指名委では決めていない。13日に会見した指名委員の菊地義信取締役は、「株主総会で選任された取締役が執行体制のあり方などを決めた上で、執行役やCEOを決定することになる」と説明した。

 会社提案の8人には、瀬戸氏側が取締役候補として提案している、あずさ監査法人の元副理事長の鈴木輝夫氏、元最高裁判事の鬼丸かおる氏の2人が含まれているが、瀬戸氏は選ばれていない。

 指名委は候補選任に際し、一連の混乱の収束には、客観的で強力な監督体制が必要であることや、取締役会での将来の内部対立などのリスクを残さないことなどを重視したという。鈴木、鬼丸の両氏は独立性が保たれるとして、取締役候補として提案した。

 一方で、瀬戸氏については、CEO在任中に業績を悪化させたほか、取締役に選任される前に、CEO復帰を表明していることなどが、ガバナンス上問題があるとして、候補に選ばなかったと説明している。

 瀬戸氏は13日の会見で、株主提案継続の意向を示し、「取締役定員は16人なので、双方の候補全員が取締役に選任されることもある」と語り、CEO復帰の意思を改めて強調した。

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