PR

ニュース 経済

日立、3年で2兆~2・5兆円投資 新中期計画、前回の5倍

新中期経営計画について説明する日立製作所の東原敏昭社長=10日、東京都台東区
新中期経営計画について説明する日立製作所の東原敏昭社長=10日、東京都台東区

 日立製作所は10日、令和3年度までの3カ年中期経営計画を発表した。ITと社会インフラを組み合わせた事業を重点分野と位置付け、3年間で2兆~2兆5千億円を投資することが柱。前回中計の実績の5千億円から5倍の投資額となり、投資からの収益性を重視していく。

 東原敏昭社長は記者会見で、新たな中計について「前回中計でV字回復モードには終止符を打ち、新たなステージに立っていきたい」と説明。「社会イノベーション事業に全力を注ぎたい」とも語った。

 新たな中計では、経営目標として、本業の稼ぐ力を示す営業利益率を、平成30年度の8%から10%超に引き上げる。具体策としては、モノのインターネット(IoT)の独自基盤である「ルマーダ」に研究開発費を集中させ、鉄道システムとの連携や粒子線がん治療システムの提供などに積極的に活用していく。

 一方、日立は「選択と集中」を強化して子会社売却を進めており、平成29年以降では電動工具の日立工機、半導体製造装置の日立国際電気、車載機器のクラリオンを売却。日立の「御三家」の一つである化学メーカーの日立化成も売却する方向で検討しているが、東原氏は上場子会社の売却に関し「成長へ単独でやった方がよい会社があれば考える」と述べ、さらなる売却の可能性を示唆した。凍結した英国原発事業については「急激な改善は時間がかかる」として最終判断は急がない姿勢も強調した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ