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味の素、事業再編へ ヘルスケアなど6事業に重点投資

 味の素の西井孝明社長は10日の決算会見で、令和2(2020)年度開始の次期中期経営計画に向け、今年度から事業再編に着手することを明らかにした現在の中計でグローバル食品企業トップ10クラス入りを目標に掲げているが、食品事業の成長鈍化で目標達成が困難との見通しを踏まえ、次期中計での確実な成長に向け、投資を前倒して取り組む。

 西井氏は「消費の多様化のスピードが増し、小売り・流通の統合を後押しする動きも加速、競争環境が非常に激しい。(できる改革を)次期中計ではなく、今年から始める」と述べた。

 利益成長を最優先に、重点事業として調味料、ヘルスケア、冷凍食品や加工食品など6分野を挙げる。事業の収益性と市場成長性のバランスが悪い事業はブランドや技術優位性を加味した上で取捨選択を行い、収益性が悪く市場成長も見込めない事業では縮小・撤退を進める。

 また、新規顧客開拓に向けては越境EC(電子商取引)に取り組むことも表明。消費者向けだけでなく、業務用も取りそろえるモール型ECサイトを構築することで、販売チャンネルのない国・地域での販路拡大をねらう。

 10日発表した平成31年3月期連結決算は、売上高が前期比1・1%増の1兆1274億円、最終利益は50・6%減の296億円。海外子会社3社で減損損失を計上したことが響いた。令和2年3月期の連結業績予想は、売上高が3・9%増の1兆1710億円、最終利益は68・4%増の500億円を見込む。

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