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【検証エコノミー】新生「日本製鉄」多難な船出 米中摩擦の影響懸念インド進出の成否が鍵

 インドは昨年、粗鋼生産量で日本を抜き中国に次ぐ世界2位へ躍り出た。日本製鉄は、この数少ない有望市場への進出を模索。現地4位で経営再建中のエッサール・スチールが売りに出たのを好機とみて、欧州鉄鋼大手アルセロール・ミタルと買収に乗り出した。日本製鉄の投資額は同社で過去最大の3000億円以上にのぼる見通し。買収後も閉鎖的な市場に向き合う必要はあるが、「めったにないチャンス」(橋本氏)とあえてリスクをとった。

 国内製造業の代表として語られることの多かった同社も、就職希望ランキングで200位に入らないこともあるなど、存在感の低下が目立つ。群雄割拠の時代を扱った歴史書を好むという橋本氏は、競争を勝ち抜き、自社を含む日本の鉄鋼業を再浮上させるという難しい使命を帯びている。(井田通人)

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 日本製鉄 国内鉄鋼最大手で、新日本製鉄と住友金属工業の経営統合で平成24年に発足した新日鉄住金が、今年4月1日に社名変更して誕生した。1月に日鉄日新製鋼(旧日新製鋼)を完全子会社化したほか、3月には山陽特殊製鋼を子会社化するなど、グループを拡大している。31年3月期(見通し)の連結売上高は約6兆2000億円。粗鋼生産量は約4820万トン。

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