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米FRB、政策金利据え置き 景気判断は上方修正

記者会見するパウエル米FRB議長=1日、ワシントン(AP)
記者会見するパウエル米FRB議長=1日、ワシントン(AP)

 【ワシントン=塩原永久】米連邦準備制度理事会(FRB)は1日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要政策金利を年2・25~2・5%に据え置くと決めた。FOMCは景気判断を「堅調に拡大」に上方修正したが、物価上昇率に弱さがあると判断。パウエル議長は「利上げ、利下げとも十分な根拠がない」と述べ、現状の金利水準を当面維持する姿勢を示した。

 前回3月の会合は景気判断を「成長鈍化」としていた。FOMCは今回、1~3月期の実質国内総生産(GDP)が3・2%増となったことも踏まえ、判断を引き上げた。一方、食糧とエネルギーを除いた物価上昇率が「下落して(目標の)2%を下回っている」とし、個人消費と設備投資も「鈍った」と分析した。

 記者会見したパウエル氏は、海外景気リスクとみて警戒していた中国や欧州が「やや改善した」と指摘。物価上昇の勢いが弱まっているのは「一時的要因の可能性がある」と述べた。

 FRBは今年に入り、ほぼ3年続けた段階的な利上げを一時停止する方針に転換した。パウエル氏は「現在の政策スタンスは居心地がよい」と言及し、今後も経済動向を様子見する考えを改めて示した。

 トランプ米大統領がこのところFRBに利下げなどを促す発言を繰り返している。パウエル氏は「FRBは非政治的な機関だ。短期的な政治的要因は考慮しない」と強調。FRBが政治圧力に屈し、利下げに動くのではないかとみる一部投資家の観測を否定した。

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