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【経済インサイド】転職・起業の新たな発想「他人に目標を立ててもらう」

自分の現状を絵で表現して説明し、第三者に目標を考えてもらうワークショップ「タニモク」
自分の現状を絵で表現して説明し、第三者に目標を考えてもらうワークショップ「タニモク」
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 人生100年時代を迎え、1つの会社に定年まで勤め上げて余生を過ごすという従来の人生設計が通用しなくなっている。転職や起業などキャリア形成の手段が多様になり、それに備えた目標の設定は重要だ。だが、自分一人ではどうすればいいか分からない。総合人材サービス事業を手掛けるパーソルキャリア(東京都千代田区)は、他人に目標をたててもらうワークショップ「タニモク」のノウハウを無料で公開し、斬新な発想を導き出している。

 ■隠れた可能性を発見

 他人に目標を立ててもらうというと一見、主体性がないように思える。しかし考案者でウエブマガジン「“未来を変える”プロジェクト」編集長の三石原士(もとし)氏は「他人の視点や価値観を参考にした目標を立てることで、自分自身の隠れた可能性を発見できる」と効用を語る。

 タニモクは平成30(2018)年9月の本格スタート以来、首都圏中心にワークショップなどを開催している。今年1月には芥川賞作家の羽田圭介氏ら複数のゲストを迎えて、応募者から選ばれた100人が一堂に会しての大規模なワークショップイベントが開かれた。それぞれ4人1組になりグループごとに実施。そのうちの1組に密着取材した。

 IT人材派遣会社の人事部で健康管理を担当する30代女性、電機メーカーで人工知能(AI)開発に携わる男性(40)、コンサルティング会社勤務の男性(37)、フリーランスのアパレル向けコンサルタント男性(45)。それぞれが初対面だ。

 手順としては(1)まず自分を取り巻く現状を、制限時間5分でA4判の紙に絵で表現(2)そのうちの1人が他の3人に対して、自分が描いた絵について5分で説明(3)絵の内容について8分間で質疑応答(4)説明を聞いた上で3人は説明者の目標を5分で考えてA4判の紙に書き出す(5)各自4分ずつで説明者に対して自分の考えた目標をプレゼンテーション-を3時間ほどかけて4人で繰り返す。一巡したら今後どう生かしていくかを各自がA4判の紙に書き出し、読み上げて発表する。

 このうちコンサルティング会社勤務の男性は、名古屋本社で自動車向けシステム保守を担っていたが、今は東京に単身赴任してコンサルティング業務に就いている。東京転勤後にスタートアップ企業の関係者と知り合い、違うキャリアへの転身に関心を持つようになり、「今の会社にいるか転職するかで迷っている」と自らの状況について報告した。

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