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【単刀直言】古屋圭司氏 著作権法改正、極端な規制は漫画文化委縮

 実際、文科部会が改正案を了承した後の2月27日、日本漫画家協会が懸念を表明する声明を出しました。その後、全国同人誌即売会連絡会や日本建築学会、日本学術会議の有志らが次々と規制範囲の拡大に反対の声を上げました。

 法案を担当した赤池誠章文科部会長や甘利明・知的財産戦略調査会長は英断を下してくれたと思います。問題点があれば真摯に受け止めて再出発する。これが自民党の強さですよ。政治がこの問題に気付くことができてよかった。あのまま通していたら、間違いなく厳しい批判が出て国会運営やこれから続く統一地方選や参院選にも影響していたかもしれません。

 もちろん、海賊版対策は急務です。これからが本当の勝負。超高速通信が可能となる「第5世代(5G)移動通信方式」の導入を控え、IT業界にも変化の波が訪れています。改正案には海賊版サイトにネット利用者を誘導する「リーチサイト」の規制なども盛り込まれ一定の評価はできますが、まだ問題もあります。専門家を交え、しっかりと議論する必要があります。

 政府が昨年6月に策定した経済財政運営の指針「骨太の方針」にも海賊版対策の強化や、漫画やアニメの情報拠点の整備促進が盛り込まれています。漫画文化の育成は国策なのです。法律で推進のための環境を整えることが大事です。

 そのために自民党が主導してネット時代にふさわしい改正案を提言していきます。(長嶋雅子)

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