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東京の鉄道路線に欠けているものは、何か

 環八通りや環七通りはまだいい。道幅が広いから。もっとも、それでも混雑している。問題は、多摩エリアでの「タテ」の道路網である。「ヨコ」の道路網は道幅が広く、幹線道路であるのに対して、「タテ」の道路は、2車線でバスが通るのがギリギリのところが多い。

 東京都では道路整備の事業を進めているものの、そこに鉄道を合わせて考えるという構想があってもいいのではないか。「タテ」の道路網を整備する際に、そこにモノレールや新交通システム、路面電車を整備し、鉄道網を充実させる構想も求められている。

 新交通システムとして成功した例として、2008年に開業した日暮里・舎人ライナーが挙げられる。公共交通網の貧弱なこのエリアで多くの乗客を集め、成功した。現在では混雑緩和が課題となっている。

実際に東京の「タテ」の交通を担っているのはバスだ。このバスはおよそ5分に1本間隔
実際に東京の「タテ」の交通を担っているのはバスだ。このバスはおよそ5分に1本間隔
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 路面電車さえ無理ならば?

 モノレールや路面電車さえ難しいのであれば、バスを定時性をもって走らせるシステムをつくることを検討してほしい。名古屋市には、「基幹バス」という仕組みがある。バスレーンを設け、バス停もバスレーンに沿って道の真ん中にあり、定時性と高頻度運転を両立させている。これにより、多くの人を遅れることなくバスで運ぶことも可能になっている。

 さまざまなスタイルの交通機関を組み合わせて、東京の「タテ」の移動を充実させることは、地域の活性化という視点からも、利便性の向上という観点からも求められているはずである。道路・鉄道といった個々の視点だけではなく、総合的な交通政策が、東京都には求められている。

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