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【春闘】非製造業の賃上げ、前年下回る水準

各労協からの妥結状況が書かれたホワイトボード =13日、東京都中央区(荻窪佳撮影)
各労協からの妥結状況が書かれたホワイトボード =13日、東京都中央区(荻窪佳撮影)

 春闘では、大手製造業だけでなく、外食、通信などの一部で交渉が妥結した。自動車や電機など主要企業と同様に、従業員の基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)など賃上げの水準が、前年を下回っているケースが多い。ただ、人手不足が深刻な企業では大幅な賃上げも実施されている。

 外食大手のゼンショーホールディングスはベア1300円で妥結。7年連続のベアだが、前年の2千円を下回った。味の素は昨年、実質2900円のベアを実施したが、今年は労働組合がベアを要求せず、一時金3万6千円の上積みで合意。働き方改革を優先させる一方、賃上げペースは鈍った形だ。

 メガバンクでは三菱UFJ銀行の労組が4年ぶりにベア0・5%を要求する。ただ、超低金利の長期化で金融機関の収益環境は厳しく、三井住友銀行は2年連続、みずほフィナンシャルグループ(FG)は4年連続で労組がベア要求を見送る。

 通信業界も振るわない。KDDIは契約社員の賃上げを実施するが、正社員の大半を占める総合職のベアを2年ぶりに見送り。NTTは年収ベースで3%の賃上げだが前年同様の水準。

 日本航空の労組は昨年同様ベア3千円を要求。昨年の満額回答に対し、今年は1千円で妥結した。

 その一方で、人材確保を進めるため大幅な賃上げに踏み切った企業も。福山通運はドライバーのベアを前年の3倍となる月額7500円で妥結した。増額によってドライバーの確保につなげる。王将フードサービスは、月例賃金を1万2677円、率にして4・27%で妥結した。労組の要求額の9500円を大幅に上回る回答で、「従業員のモチベーション向上を図る」という。

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