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英EU離脱で悩めるトヨタ 影響甚大だが工場強化に着手

 英国工場には200万の部品が150台のトラックで運び込まれているが、このうち3分の1に相当する50台はEU域内から。トヨタの友山茂樹副社長は同じ決算会見で「一つでも入ってこないと(生産を)停止せざるを得ない」と明かした。

 しかしそれでもトヨタは「生産体制の見直しは検討していない」(白柳氏)としている。背景にあるのはトヨタにとっての英国生産の位置づけだ。

 トヨタは英国工場の競争力を強化するため、2.4億ポンド(約350億円)以上の新規投資を行う方針を2017年3月に打ち出したばかり。日産やホンダは、有力車種の次期モデルの生産拠点を決める中で計画を見直したが、トヨタは先月、英国で新型車「カローラハッチバック」などの生産を始めたばかりだ。

 また、18年の欧州販売が前年比でマイナスだった日産、ホンダと異なり、トヨタの欧州販売は3%増の98万3千台と好調だ。現地でエコカーの“本命”とされてきたディーゼル車は独フォルクスワーゲンの排ガス不正の影響で一転、需要が急落。代わりにトヨタが得意とするハイブリッド車の人気が高まり、追い風となっているためだ。

 もっとも英国のEU離脱で欧州各国が英国生産車に関税をかけるようになれば、価格競争力が低下しかねない。好調な販売に水を差される事態といえ、トヨタは難しいかじ取りを迫られている。(高橋寛次)

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