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福島第1原発作業員過労死で遺族が東電など提訴

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 東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)構内で作業中に倒れ、致死性不整脈で死亡したいわき市の自動車整備士、猪狩忠昭さん=当時(57)=の遺族が13日、過酷な労働環境や安全体制に不備があったとして勤務先の会社や東電など3社に計約4300万円の慰謝料を求め、福島地裁いわき支部に提訴した。

 訴状などによると、猪狩さんは平成29年10月26日、第1原発構内で体調不良を訴えた後、搬送先の病院で死亡した。死亡前半年間の残業時間は月平均110時間を超え、日中に第1原発で作業後、50キロ以上離れた会社に戻って作業していたとしている。

 いわき労働基準監督署は昨年10月、死亡は長時間労働による過労死だったとして労災認定した。

 遺族は猪狩さんが不調を訴えた際、連絡設備がないことなどから構内の救急医療室で速やかに治療を受けられなかったとして、東電にも健康管理対策の不備への賠償を求めた。

 猪狩さんの妻(52)は「3社から謝罪はおろか一言の説明もない。今後、夫のような犠牲者を出してほしくない」と述べた。東電は「提訴の内容を詳しくうかがい、真摯に対応したい」としている。

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