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CDも苦戦しているのに、なぜ中目黒のカセットテープ店は好調なのか

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 2014年、会社に「やりたいことがあるので、辞めさせてください」と伝えたところ、そこでも反対されました。アマゾンは外資系なので、グーグルやアップルなどに転職する人が多い。「やりたいことがあるので」といった理由で辞める人はほとんどいなかったので、上司も困ったのかもしれません。「会社に不満があるのか?」と聞かれたことも。

 引きとめられたこともあって、会社で働き続けることに。ただ、アマゾンで14年間働いていて、人に人生を決められるのはよくないなあと感じていました。会社で働いていると、「あれをやってくれ」「これをやってくれ」「違う部署に行ってくれ」などと言われる。自分の人生だから、自分で決めなければいけないのに、会社で働いているとどうしてもそれはできない。そんなことを考えていると、やはりここを離れたほうがいいのではないかと考えました。

 土肥: 会社で働くことが嫌になった?

 角田: いえ、そういうわけではありません。アマゾンではさまざまな経験を積ませていただき、自分の成長を感じることができました。アマゾン以外の会社で働くことは考えられなかったので、起業することに。

 土肥: ふむ。

 角田: 誰もやったことがないことをやりたい、自分にしかできないことをやりたい--。このような気持ちが強くなって、15年3月に会社を辞めました。このときも、最後の最後まで「カセットテープ専門店を始める」ことは言いませんでした。自分の考えを伝えても、理解を得ることは難しい。だから、誰かに相談するのは止めて、実際にやって見せるしかないと思いました。そうすれば、理解してくれるのではないかと。

 SNSもせずに、通販もせずに

 土肥: 時代の先端を走っているビジネスから、逆行するような店をオープンした。そんな印象があるのですが、不安はなかったですか?

 角田: ものすごくありました。起業しても、たくさんの会社が潰れていますよね。自分のビジネスが成功するかどうかは分かりませんでしたが、「絶対に話題になる」と思っていました。なぜそのような確信をもてたのかというと、誰もやっていないから。だから、いい店をつくれば間違いなく話題になると考えていました。

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