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CDも苦戦しているのに、なぜ中目黒のカセットテープ店は好調なのか

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 カセットテープで音楽を聞いていますか? このように聞かれても、多くの人が「中学生のころは聞いていたけれど、今はプレーヤーすらないよ」「カセットテープ? 聞いたことがないなあ」と答えるのでは。

 CDの売り上げが減少しているなかで、カセットテープ専門店があるのをご存じだろうか。店名は「waltz(ワルツ)」。中目黒駅から徒歩10分くらいのところにあって、店内をのぞくと、新品と中古のカセットテープが5000本ほど並んでいる。このほかにも、レコード、ラジカセ、雑誌のバックナンバーなども見ることができるので、音楽大好き人間にとってはたまらないスペースになっているのだろう。

 それにしても、である。ネットで音楽を聴くことができる時代なのに、わざわざ店に足を運んで、カセットテープを購入する人はどのくらいいるのだろうか。時代に逆行したビジネスを展開しているので、店主はテクノロジーを使うのが苦手、または好きでないのかなあと思っていたら、アマゾンでマネージャーを務めていた人が店を立ち上げたのである。

 「ネット通販のプロ」とも呼べる人が、なぜアナログ店をオープンしようと思ったのか。「アマゾンでたくさん稼いで、道楽で店を開いたんでしょ」と思われたかもしれないが、違う。店の経営は順調で、しっかり黒字を確保しているのだ。

 waltzは2015年8月にオープン。カセットテープを販売してみて、どんなことが分かってきたのか。店主の角田太郎(つのだ・たろう)さんに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

裏通りの三差路に「waltz」がある
裏通りの三差路に「waltz」がある

 相談しても反対意見だらけ

 土肥: 角田さんはCDショップ「WAVE」でバイヤーなどを経験して、アマゾンで働くことに。そこで音楽や映像事業などを立ち上げて、会社を退職。その後、カセットテープ店「waltz」をオープンしました。音楽は「ダウンロードして聴いている」「ストリーミング配信を使っている」といった人が増えているなかで、「カセットテープの店をやるんだ~」と言ったら、周囲から反対の声が多かったのではないでしょうか?

 角田: 反対意見しかなかったですね。親しい人などに相談したところ、誰も理解してくれなくて、反対の声ばかり。「なぜアマゾンを辞めて、そんなことをやるの?」「なぜいまの時代にカセットテープなの?」といった声が多かったですね。反対意見ばかりだったので、周囲の人に相談することを止めました。

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