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CES 家電から技術へ「主役」様変わり 

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ロボットの関節部分で採用されている日本電産の「サーボモーター」の展示=8日、米ラスベガス(織田淳嗣撮影)
ロボットの関節部分で採用されている日本電産の「サーボモーター」の展示=8日、米ラスベガス(織田淳嗣撮影)

 米ラスベガスで8日(日本時間9日)から4日間にわたって開かれた世界最大級の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)2019」。大容量で高速の次世代通信規格「5G」や人工知能(AI)がとりわけ注目された。かつては家電が中心だったが、本来の主役の枠を超えて、部品メーカーなどが積極的に出展。企業向けのビジネス「BtoB」拡大を狙う機会となった。(織田淳嗣)

 CESは4500以上の企業が出展したが、近年は技術展示会としての側面を強めている。来場者の3割以上が企業向けビジネスの関係者だった。

 出展4年目の精密小型モーター大手、日本電産はモーターと周辺部品を組み合わせて展示した。

 「このパイプを持ってみてください。すぐに熱が伝わるでしょう」。同社のブースでは、内部を真空にした銅製の「ヒートパイプ」を企業担当者に示しながら説明した。直径1センチ弱、長さ15センチほどのパイプを湯につけるとたちまち熱くなり、水につけるとすぐに冷える。この技術は、同社製のパソコン冷却装置に応用され、実演を通じて技術をアピールした。

 会場ではこうした部品メーカーの展示が目立った。「CESはリクルートの場として貴重だ」と説明するのは、昨年に続いて出展した制御機器大手オムロンの広報担当者。同社は昨年3月、工場向けなどに応用できる次世代ロボットを開発する拠点を米西海岸に開設。エンジニアを確保するため、知名度の高いCESは研究者とのコンタクトの場として有効だったという。

 現在の通信の100倍もの速度でデータをやりとりでき、今年から国内で実用化される予定の5G関連の出展も目立った。自動運転車や遠隔医療などへの応用が見込まれ、社会インフラと位置付けられているためだ。

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