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「ベア前面」から転換、格差是正狙う 全トヨタ労連が方針を正式決定

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全トヨタ労働組合連合会が東京都内で開いた中央委員会=11日午後
全トヨタ労働組合連合会が東京都内で開いた中央委員会=11日午後

 トヨタ自動車グループの労働組合でつくる全トヨタ労連(314組合、35万1千人)は11日、東京都内で中央委員会を開き、平成31年春闘交渉の統一要求方針を正式に決めた。従業員の基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)を前面に掲げるのをやめ、勤続年数などに応じて上がる定期昇給を含む賃上げの「総額」ベースでの要求を傘下労組に促す。ベアについては「月3千円以上」を目安として示すにとどめた。各労組が必要な賃金水準を目指すことにより、格差是正につなげる狙いがある。

 平均賃金引き上げに関する要求基準は、「賃金カーブ(制度)維持分に3千円以上を加えた総額原資を要求する」。賃金カーブ維持分は定昇分のことだ。一方、ベアを示す「是正分」という言葉は消えた。年間一時金(賞与)は5カ月以上を求めた。この方針を踏まえ傘下労組は要求を決める。

 鶴岡光行会長は中央委で、「是正分だけの議論に終始すれば、格差拡大が継続する」と説明した。

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