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北京で米中の次官級貿易協議始まる 首脳会談後初

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北京のホテルを出る米通商代表部のゲリッシュ次席代表=7日(共同)
北京のホテルを出る米通商代表部のゲリッシュ次席代表=7日(共同)

 【北京=西見由章】米中貿易摩擦の緩和に向けた両政府の次官級協議が7日、北京で始まった。中国外務省が発表した。中国側は貿易不均衡の是正や知的財産権の保護などに向けた改善策を米側に提示したとみられる。米国による追加関税の税率引き上げ猶予期限が3月初めに迫る中、対立激化の回避へ道筋を示せるかが焦点だ。協議は8日まで2日間の予定。

 米通商代表部(USTR)のゲリッシュ次席代表が米交渉団を率いており、中国側は王受文商務次官らが出席したもようだ。今回の交渉が順調に進めば、今後はライトハイザーUSTR代表や中国の劉鶴副首相らによる閣僚級会合につなげる構えだ。

 トランプ米大統領と習近平国家主席は昨年12月の首脳会談で、米側の追加関税の税率引き上げを90日間猶予し、中国による非関税障壁の解消などに向けて協議を進めることで合意。今回は首脳会談後、米中高官による初の直接協議となる。

 貿易摩擦の激化は両国経済に影を落とし始めている。特に中国は昨年12月の製造業の景況感が2年10カ月ぶりの低水準となるなど、先行き不透明感がより深刻だ。中国側は同月、米国産大豆の購入再開に踏み切ったほか、外国企業に対する技術移転の強要禁止を盛り込んだ法案を提出し、構造改革を進める姿勢をアピールしている。

 ただ、米中の貿易摩擦はハイテク覇権をめぐる構造的な対立が背景にある。米側が問題視するサイバー攻撃による企業情報の窃取は人民解放軍の関与が指摘されており、米側が納得する改善策がとられるかは不透明だ。首脳会談の直後、米国の要請を受けたカナダ当局が中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の副会長を逮捕した事件も両国の溝を深めている。

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