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コマツ、創業100周年の2年後にも無人建機を商用化

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工事の自動化のイメージ
工事の自動化のイメージ

 建設機械世界2位のコマツが、創業100周年の平成33年にも無人運転の建機を商用化する計画が2日、分かった。油圧ショベルカーと不整地面を走れるクローラー(無限軌道)式ダンプカーの2機種を開発し、今春から実際の土木工事に利用して実証実験に着手。国内建設業界で深刻化する技能労働者不足に対応するため、「現場の省人化」を加速する構えだ。

 無人建機は、小型無人機ドローンで地形を計測し、3次元(3D)データ化した施工計画を入力して運用する。ショベルカーは人工知能(AI)で現場の画像を分析して土砂を掘り、センサーでダンプカーの位置を確認して自動で積み込む。ダンプカーはカメラなどで障害物を検知しながら指定場所に土砂を運ぶ。

 導入されれば操縦者の技能のばらつきがなくなり、施工効率の大幅向上が期待される。また、ショベルカーのそばでくいやテープを使って掘削の目安を示す人手もいらず安全性が高まる。

 コマツは20年以来、オーストラリアなどの鉱山に無人の超大型ダンプカーを導入している。公道を走る車の自動運転と比べ、限られた現場内を動く建機の場合は法律のハードルが低い。

 ただ、課題も残る。現場により異なる土質や、複雑な傾斜などへの対応がその一つ。そこで今春から実際の工事現場で運用を始め、学習データを集めて制御技術の高度化を図る。

 また、従来型の建機より高い導入費用も壁となる。すでに商用化しているICT(情報通信技術)を使った半自動油圧ショベルカーの場合、25トン級1台のレンタル費用は月60万円前後と従来型の約3倍に上る。

 国土交通省は28年度以降、ICT建機の導入経費を公共工事の積算基準に反映させ、普及を支援する。

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