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日清と激突? セブンの冷凍カップチャーハンが起こした“革命”と“カップご飯戦争”

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 冷凍チャーハン3強

 香りにこだわる味の素冷凍食品の作風は、今回のカップチャーハンとピラフにも踏襲されている。また、ザ・チャーハンは大容量とすることで、がっつりした味わいを提案したが、カップチャーハンとピラフは少量でやさしい味付けとすることで他の商品と組み合わせることを想定している。つまり、既存の主力NBとの差別化が図られているのだ。

 ザ・チャーハンは冷めてもおいしいように設計されている。例えば、母親が間食用に子どもに持たせ、部活前に小腹を満たすような使われ方もあるそうだ。一方のカップチャーハンやピラフは、子どもが部活前にコンビニに行って、店員にレンジでチンしてもらい、温かいチャーハンで小腹を満たすといったシーンも考えられる。

 味の素冷凍食品とニチレイに加え、マルハニチロが“冷凍チャーハン3強”を形成している。マルハニチロは「あおり炒めの焼豚炒飯」と「炒飯の極み えび五目XO醤」を販売しており、「赤坂璃宮」オーナーシェフ譚彦彬(たんひこあき)氏の監修が売りとなっている。

 こういった冷凍チャーハンの開発合戦によって、飛躍的に商品力は向上した。これらを下地にして、カップチャーハンがピラフと共に新たな食の場面を切り開いたと言えるだろう。

 なお、冷凍ピラフにはさまざまな種類があるが、海老ピラフが最もポピュラーだ。カップピラフでも王道から入っている。

 日清が切り開いたカップご飯

 もともと、カップご飯に熱心に取り組んできたのは日清食品だ。1975年、豊作が続いて余剰米の処理に困っていた食糧庁から、当時の安藤百福社長に対して、カップヌードルのように手軽に食べられる商品ができないものかと要請されたことからその歴史が始まる。

 日清食品が発売した「カップライス」は、お湯を注いで数分してから湯切りをすると出来上がる商品だった。えびピラフ、ドライカレー、五目すしなど7種の商品ラインアップとなっており、当初は画期的な商品だとよく売れた。しかし、ご飯は家でも炊けることや、値段が即席ラーメンの数倍だったことなどがあり、結局は販売不振に陥って撤退した。

 09年には電子レンジで調理する「GoFan」を発売。五目チャーハンやチキンライスなどをそろえた。これは、カップの内側にある線まで水を入れ、ライスと具を投入し、電子レンジで5分半ほど過熱する仕様だった。しかし、270円程度と値段が高く、水を入れて加熱する工程が煩雑だといった理由で、これもヒットしたとは言い難かった。

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