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ニッポンで働く(1) 現場リーダーは外国人

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「焼肉きんぐ」松戸五香店の陳波波店長=11月29日、千葉県松戸市(佐藤徳昭撮影)
「焼肉きんぐ」松戸五香店の陳波波店長=11月29日、千葉県松戸市(佐藤徳昭撮影)

 「いらっしゃいませ!」

 東京都心のベッドタウン、千葉県松戸市の焼き肉チェーン「焼肉きんぐ松戸五香店」には、中国・上海出身の陳波波(ちん・ぱぱ)店長(29)の威勢のいいかけ声が響く。今年1月から同店の店長を任され、約60人のアルバイト店員のリーダーとして店を切り盛りする。

 スタッフルームの壁一面には店員全員の自己紹介シートが貼られ、店員同士のコミュニケーションに役立っているが、これは陳さんの発案だ。エリア担当者の目に留まり、同様の取り組みが他店にも広がる。

 チェーンを運営する物語コーポレーション(愛知県豊橋市)は、平成19(2007)年から「インターナショナル社員」との名称で外国人採用を始めた。インターナショナル社員は率直に自分の意見を言う点に着目し、社内議論を活性化させる効果も期待している。現在、中国やネパール、韓国など9カ国の約80人が在籍している。

 入社前研修では専門的な日本語や日本の文化・風土を学ぶほか、配属予定先の店長との面談を実施。入社後もインターナショナル社員独自の研修を年4回開き、本部社員や同期らに不安や悩みを吐き出して共有する取り組みを行いサポートを強化している。

 陳さんもインターナショナル社員の一人。高校卒業後に来日し、入社前は日本語学校や大学で学びながら東京都内の総合スーパーで6年間、アルバイト店員としても働いた。一介の留学生だった陳さんが会社の有望な戦力にまで成長したのも手厚い人材育成システムのおかげといえる。

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