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どん底から復活したメガネスーパー なぜ「安売り」と決別できたのか

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 高田馬場本店のリニューアル後、客数も客単価も大幅に増えた。手応えをつかんだことから、次世代型店舗へのリニューアルや新規出店を急速に進めている。18年内には約30店舗にまで増える計画だ。

 その成果はすでに表れ始めている。次世代型店舗の客単価は、全体を大きく上回る4万5000円。高田馬場本店に至っては5万円以上だという。来期には、全体の1割を次世代型店舗にする計画だ。

次世代型店舗にリニューアルした高田馬場本店。リラックスできる、落ち着いたインテリアをそろえる
次世代型店舗にリニューアルした高田馬場本店。リラックスできる、落ち着いたインテリアをそろえる

 加えて、M&Aによる事業拡大にも着手している。17年11月、持ち株会社のビジョナリーホールディングスを設立し、体制を整えた。

 これまでに傘下に加えた企業の一つが、海外有名ブランドの総代理店となっているVISIONIZE(ヴィジョナイズ)。ファッション性の高い商品展開や卸販売事業といった、これまでのメガネスーパーにはなかった戦略を取り込み、事業基盤の拡大を図る。

 さらに力を入れるのが、地方に地盤がある眼鏡チェーンのM&Aだ。低価格店の広がりや後継者不足などで眼鏡店の廃業は増えている。「地域の目の健康を守る」という志を共有できる企業に対して、メガネスーパーの経験やノウハウを伝えていく。

 体の一部とも言える眼鏡に求めるものは、人によって大きく異なる。年齢や使い方、目の状態、価値観などは多様だからだ。メガネスーパー復活の裏には、自社が担うべき役割を見極め、それを貫き通した覚悟があった。

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