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G20首脳会議開幕 米中対立で「宣言」難航も

G20首脳会議開幕前にトランプ米大統領(左)を出迎えた議長国アルゼンチンのマクリ大統領=30日、ブエノスアイレス(ロイター)
G20首脳会議開幕前にトランプ米大統領(左)を出迎えた議長国アルゼンチンのマクリ大統領=30日、ブエノスアイレス(ロイター)
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 【ブエノスアイレス=蕎麦谷里志、小川真由美】日米欧に中国など新興国を加えた20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)が30日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開幕し、12月1日まで2日間の日程で自由貿易の推進や世界経済の成長について議論する。通商問題をめぐる米中の対立が激化する中、どこまで結束できるかが課題となる。期間中には並行して、米中など個別の首脳会談も複数行われる。

 サミットに先立ち11月29日に開かれたG20財務相会議では、中国の景気減速など世界経済には不確実性が多く、下振れリスクが強まっているとの認識を共有した。サミットでも同じ認識を持ち、景気の失速回避に向けた協調を目指す。

 ただ、貿易赤字の削減を目指す米国が強硬姿勢を和らげる可能性は低く、12月1日の首脳宣言取りまとめは難航が予想される。仮にまとまっても、「保護主義と闘う」といった文言が削除される可能性もある。

 このほか、外資規制を通じ進出企業から技術移転を強要するといった中国の不適切な慣行も争点となる。人工知能(AI)など先端技術が経済成長にもたらす影響や気候変動への対応なども話し合う。

 米中首脳会談は12月1日のG20の後に開かれる。各国間の対立に関するG20の調整機能が揺らぐ中、米中間の新たな貿易協議の枠組みなどについてどこまで話し合いが進むかが焦点となる。

 日本から参加する安倍晋三首相は11月30日にトランプ米大統領、中国の習近平国家主席とそれぞれ会談。日米首脳会談では、北朝鮮の非核化や拉致問題の解決に向けた緊密な連携を確認する。10月26日に続く習氏との会談では、「競争から協調へ」などの「新3原則」に基づく日中関係改善の加速で一致する方向だ。

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