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G20財務相会議 貿易摩擦のリスク共有 協調対処を確認

G20財務相会議後、取材に応じる麻生財務相=29日、ブエノスアイレス(共同)
G20財務相会議後、取材に応じる麻生財務相=29日、ブエノスアイレス(共同)

 【ブエノスアイレス=蕎麦谷里志】日米欧に中国などの新興国を加えた20カ国・地域(G20)財務相会議が29日(日本時間30日午前)、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開かれた。日本からは麻生太郎財務相が出席。米中貿易摩擦の激化など先行きの不確実要素が多いことから、世界経済に下振れリスクが強まっているとの認識を共有し、協調して対処することを確認した。

 30日から2日間の日程で首脳会議(サミット)が開催されるのを前に、各国の財務相の意見を調整。麻生氏は会議後の記者会見で「自由で公正なルールに基づく多角的貿易体制を、経済成長の基盤として維持しなければならないと指摘した」と述べた。

 米国のムニューシン財務長官は欠席したという。財務相会議で話し合われた内容は、12月1日のサミット最終日に示す首脳宣言に盛り込まれる見通しだ。

 国際通貨基金(IMF)が10月に世界経済の成長見通しを引き下げるなど、米中貿易摩擦に端を発する世界経済の減速リスクは強まっている。こうした情勢を踏まえ、財務相会議では世界経済の成長を支える手段を話し合った。

 中国を念頭に政府の補助金といった「不公正な貿易慣行」の是正策や新興国の債務問題、国際的な課税制度なども論点とした。

 財務相会議の内容も踏まえ、サミットでは自由貿易の推進や世界経済の成長が大きなテーマとなる。12月1日のサミット後には、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が米中首脳会談を行う予定。米中間の新たな貿易協議の枠組みに関して、どこまで話し合われるかなどが注目される。

 麻生氏は米中首脳会談に絡み、会見で「中国のフェア(公正)じゃない政策を変えなければ、米国による『制裁』も変わらない」との考えを示した。

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