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「武田薬品のシャイアー買収計画 徹底分析セミナー」開催、製薬業界に精通するアナリストが解説

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 ファーマセット・リサーチ株式会社
~12月5日臨時株主総会に向けて、株主・投資家が自ら考え、判断するための情報提供~

 アナリストとしての知見をもとに、武田薬品のシャイアー買収計画を分析してきたファーマセット・リサーチ株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役 三島 茂、以下、ファーマセット・リサーチ)は、「武田薬品の将来を考える会」(以下、「考える会」)のアドバイザーとして【投資家向け】アナリストが解説、武田薬品のシャイアー買収計画 徹底分析セミナー を開催いたします。

 開催背景

 2018年5月にシャイアー社の買収を発表した武田薬品工業株式会社(以下、武田薬品)は、12月5日(水)に臨時株主総会の開催を発表しました。臨時株主総会は、シャイアー社買収に対する株主の賛否を問うことを目的としています。
これまで2019年1月と予定されていた臨時株主総会の日程が大幅に前倒しされ、投資家が自ら情報を収集し、判断するための時間も大幅に短縮されることとなりました。
「考える会」はこれまで武田薬品に対して公開質問状を提出するなど、情報開示・発信に努めてきました。
そこで、この度の臨時株主総会の前倒し開催に伴い、投資家・株主に正確な情報と分析に基づく議決権の行使をしていただくことを目的として、「武田薬品のシャイアー買収計画 徹底分析セミナー」を開催します。
本セミナーではファーマセット・リサーチ 代表取締役 三島 茂が登壇します。

 セミナー概要

 [画像: https://prtimes.jp/i/38727/2/resize/d38727-2-921190-0.jpg ]

 日 時: 11月28日(水)15:00~16:00
場 所:大手町ラーニングルーム
〒100-0004
東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル
「大手町駅」C9出口 直結
「東京駅」丸の内北口 より徒歩7分
 http://www.olr.jp/
定 員:50名(先着順)
対 象:個人投資家の方々
費 用:無料
申 込:下記URLよりお申し込みください。
URL: https://goo.gl/forms/RXpvvNZZbcutVxPv1

 武田薬品によるシャイアー買収に関して(投資家の動向・買収によるリスク):概要

 2018年5月8日にシャイアー社の買収を発表した武田薬品は、12月5日(水)に臨時株主総会を開催します。ここで、シャイアー社を買収する対価の一部となる新株を発行することについて賛否を問います。この場で株主の3分の2以上が賛成すれば、株主がシャイアー社との合併を事実上承認したことになります。
この合併に伴う新株発行により、武田薬品の発行株数はほぼ2倍の16億株となります。これにより、一株あたりの利益が減少する希薄化(Dilution)が懸念されています。

 一方、シャイアーの株主には利益がもたらされます。武田薬品とのM&Aによりシャイアー株主が受け取るのは、武田薬品株0.84株(4100円)に加えて現金3300円、合計7400円(£49)となります。シャイアー株主は£30だったシャイアー株で合計£49を受け取るので64%の利益となります。

 シャイアーの株主には買収されることで享受する利益が期待される一方で、武田薬品の株主には希薄化による株の価値の減少が懸念されています。発行株数が増える分、利益も増加すればこの懸念も晴れますが、「考える会」は合併による売上の成長、利益の増加は見込めないと考えています。

 投資家の動向

 シャイアーの株価はロンドン市場で現在(11月16日)£45、M&Aの観測が出てから50%上昇しています。ここまで上昇すれば売却して利益を確定する投資家も多いはずですが、M&Aを成立させ、さらにもう10%上昇の利益を期待する裁定取引業者やイベントドリブン・ファンド(ヘッジファンドの一種)によるテクニカルな買いで支えられています。

 一方、武田薬品の株価は現在(11/16)4300円まで低下しています。シャイアーとのM&Aが憶測される直前の3月20日 5500円から22%減少し、その間にほぼ横ばいだった市場(日経平均+3%、東証指数-7%)を大きく下回りました。ヘッジファンドの空売りに負けた長期投資家が損切りをして退出したためと見られます。武田薬品の将来を左右する臨時株主総会の投票において、短期的な利益を追及するテクニカル投資家の比率が大きいことは特筆しておかなければなりません。

 説明の回避、前倒して開催される臨時株主総会

 武田薬品の株価の低迷は、株主が被る損害と将来のリスクを案ずる市場の反応を反映しています。これに対して武田薬品の経営陣はシャイアーとの合併によりEBITDAが3倍となり、一株利益(EPS)は合併初年度から増加し、収益力が強化されると説明してきました。

 ここで説明に用いられているEBITDA(税引前利益に、特別損益、支払利息、および減価償却費を加算した値)は、企業会計ルールに基づく経営指標ではありません。「考える会」は、武田薬品がEBITDAを用いた説明をすることにより、説明が曖昧であり、M&Aによって被る本来の経営的なマイナスの影響については言及していないことを指摘しました。加えて「考える会」は公開質問状(10月1日付)において、企業会計の原則に基づいて配当金に直結する本来の指標である一株利益(EPS)で説明することを求めました。しかし、武田薬品経営陣からの十分な回答は得られず、代わりに経営陣は、当初2019年1月に開催予定であった臨時株主総会を12月5日に前倒して開催することを11月12日に発表しました。

 武田薬品による収益見通しの下方修正

 武田薬品経営陣は「公開質問」への回答を避ける一方で、臨時株主総会の招集通知においては「考える会」の質問事項を反映した修正を行っています。これまで、一株利益(EPS)の見通しは「買収完了後最初の通期事業年度の実質的な1株当たり利益は大きく増加」と説明していました。その説明が、「買収完了後、1株当たりの利益が実質ベースでは買収完了後1年以内に増加、財務ベースのEPSは3年度以内に増加」と変更されました。武田薬品によって初めて企業会計ルールに基づいたEPSの見通しが開示されたことになりますが、今回初めて開示された追加情報はこれまでの説明に反して、合併初年度と2年目(2019年、2020年)のEPSが減少することを示唆しています。

 のれん代および無形資産のリスク

 M&Aが成立すると武田薬品の「のれん代および無形固定資産」は11兆円にのぼり、 総資産の75%を占めます。
売上高の25%をしめる血友病治療薬の落ち込みスピードによっては減損処理が必要になった時には「考える会」が最大のリスクと指摘してきた減損処理が現実のものとなる可能性があります。その時には利害関係において賛成票を投じた金融機関、ビジネス関係企業の責任が問われることになります。

 シャイアーが4000億円を売り上げる血友病治療薬(アドベイトおよびファイバ)は総売上高の25%、および粗利益の大半をしめています。10月4日にFDAの全面承認を取得した二重特性抗体医薬ヘムライブラ(ロシュ/中外製薬)は4週間に1回の自己注射でも治療可能な皮下注射剤です。1日おきの静脈注射が必要なシャイアー製品の市場シェアは大きな影響を受けることが予想されています。またアドベイトとファイバは2016年にシャイアーがM&Aをしたバクスアルタの製品です。バクスアルタとの金融取引によって発生した「のれん代および無形固定資産」の金額4兆円の大半を占めていると推測されます。競合品ヘムライブラの売上動向によっては最大で2兆円を超える減損処理が必要となる可能性があります。

 武田薬品の将来を一緒に考えませんか?

 武田薬品は今回のように緊急で性急な M&A を必要とする状況ではありません。むしろ、潰瘍性大腸炎治療薬エンティビオや血液がんの一種である多発性骨髄腫の治療薬ニンラーロの好調に支えられて、グローバル市場で強い成長力を示しています。M&A をしなくても、中期的には国内の大手製薬企業のなかで最も安定した成長が期待できる企業の一つです。セミナーにて、武田薬品の将来を一緒に考えることができましたら幸いです。

 ファーマセット・リサーチ株式会社について

 「ファーマセット・リサーチ」は弊社の創業者がこれまでに従事してきた、製薬(Pharmaceutical)、資産運用(Asset Management)、投資調査(Investment Research)をつなげた社名です。幅広いネットワークを駆使して、バイオ関連企業の事業開発をサポートします。Web上で提供する「ファーマセットLibrary」は、相互にリンクする4つの資料サイト、1)企業分析、2)新薬研究、3)医薬品市場、4)製薬産業、を巡回しながら、さまざまな角度からバイオ医薬品産業のグローバルな動向を俯瞰します。スマートフォンでも閲覧できる便利な情報ツールを活用いただいて、国内バイオ産業の競争力向上に、わずかながらも貢献をできることを願っております。
所在地 : 〒108-0075 東京都港区港南二丁目16-2 太陽生命品川ビル 28F
会社名 : ファーマセット・リサーチ株式会社
代 表 : 三島 茂
設立日 : 2014年7月
事 業 : 医薬品産業に関わる企業経営および海外事業の情報収集、調査・分析、コンサルティング
電 話 : 03-6356-6620
ウェブ : http://www.pharma-asset.com/

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