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日産、中国に活路…現地ブランドでニーズくみ上げ

電気自動車「シルフィ ゼロエミッション」を生産する日産自動車の花都工場=15日、中国・広州
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 中国の広東省広州市で16日、「広州国際モーターショー」が開幕した。日系メーカーで最多の販売台数を誇り、EV販売を積極化しているのが日産自動車だ。8月には広州の工場でEV生産に乗り出し、部品調達を含めて現地化を推進する。コネクテッドカーでは、現地合弁会社のブランド「ヴェヌーシア」を活用するなどして、新しいニーズをすばやく取り込んでいる。欧米での販売不振で業績がさえない日産にとって、中国事業の重要性が高まっている。

 広州国際モーターショーの会場で16日に世界初公開された新型スポーツ用多目的車(SUV)「ヴェヌーシア T60」。家の中にあるスマートスピーカーと連携し、自宅から車の窓を開閉したり、エンジンをかけたりすることができる一方、車内からも自宅の家電を操作できる。

 日産の中国販売に占めるヴェヌーシアブランドはまだ9%に過ぎない。しかし、多くの中国出身者で作り上げたヴェヌーシアは、刻々と変わる消費者ニーズを的確にとらえ、機動的に対応できる。今回搭載したコネクテッド機能も、3月にアイデアが浮上したばかりだが、モーターショーに間に合わせた。

 また、中国で人気の高い同社のセダン「シルフィ」をEV化して現地生産する「シルフィ ゼロエミッション」の販売も好調という。来年にはヴェヌーシアブランドのEV3車種を追加予定。拡販をにらみ、3年以内にモーター、インバーターなどを現地でつくるか、現地で生産された部品を使う方針だ。

 日産と現地企業との合弁会社、東風汽車の内田誠総裁は16日、産経新聞などの取材に応じ、「マルチブランドが当社の強みだ。中国で電動車の需要はものすごいスピードで伸びており、その好機をとらえる準備は整っている」と強調した。(広州 高橋寛次)

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