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【経済ななめ読み】若い世代鼓舞する万博を

日本万国博覧会の太陽の塔=1970年2月28日、大阪府吹田市
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 筆者は赤ん坊のときに訪れた1970年大阪万博のことを覚えていないが、70~80年代の世相は万博の記憶と余韻に満ちていた。関西の子供たちは遠足やピクニックで万博記念公園(大阪府吹田市)を訪れ、太陽の塔を見上げて芸術を体感し、園内の「国立民族学博物館」で万博の展示資料を見学して世界を実感した。81年の神戸ポートアイランド博覧会(神戸市)、90年の国際花と緑の博覧会(大阪市)など、大阪万博の余勢を駆ったイベントも盛況だった。

 ただ、関西でも90年代以降に育った世代は、大阪万博の衝撃や意義、素晴らしさをあまり知らない。万博への憧憬(しょうけい)や好感度は、中高年と30代以下の世代間に大きな断絶がある。

 政府が大阪誘致を目指す2025年万博の開催地が今月23日、パリの博覧会国際事務局(BIE)総会で決まる。競合するアゼルバイジャンとロシアに対し、日本は劣勢ではないが、予断を許さない状況だ。

 2度目の大阪万博誘致には「年寄りの郷愁」などと冷ややかな声も聞かれる。でも1970年万博に子供や若者が大きな影響を受けたように、次の大阪万博も若い世代を感化し、鼓舞する万博になってほしい。誘致実現への期待は高まるばかりだ。(嘉)

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