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【経済ななめ読み】再生エネ、市場の健全化を

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 「遊休地貸してください 売ってください 太陽光発電で有効活用」

 こんな広告を見た。太陽光発電装置の施工業者が、用地を求める内容。広告の雰囲気は、マンション開発など通常の不動産投資と変わらない「ノリ」だ。

 再生可能エネルギーでつくられた電力を国が定める価格で一定期間、買い取ることを電力会社に義務付けた固定価格買い取り制度(FIT)。平成24年の導入以降、太陽光を中心に再生エネの普及が進んだ。

 一方で、収益を高めようと太陽光パネルの価格が下がるのを待って発電を始めていない事業者も多いとされ、外資系業者の参入も相次ぐなど投機の対象にもなっている。再生エネの買い取り費用は電気料金に上乗せされ、国民が負担している。

 東日本大震災後に原発の停止が続いていたころ、ある新電力会社幹部は「原発が動いてこないと、電力調達がしにくい」。電力の卸売市場への電力供給が少なく、調達に苦労したこともあったという。

 温暖化が指摘されるなか、再生エネの導入は不可欠だが、再生エネのみで電力需要はまかなえない。不自然な形で再生エネの導入が続けば、市場をゆがめかねない。(彦)

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