PR

ニュース 経済

吉野家HD赤字転落 「外食4重苦」が重荷に 

決算発表会見で事業方針を説明する吉野家HDの河村泰貴代表取締役社長=5日、東京都中央区
Messenger

 平成31年2月期に、6年ぶりの通期最終赤字に転落する吉野家ホールディングス。牛丼業界の価格競争が主因だった前回の赤字に対し、今回は「原材料高」「人件費高騰」「コンビニ弁当など中食との競争激化」「消費者の低価格志向」という4重苦が重荷になった。外食産業を取り巻く厳しい経営環境を吉野家が象徴した格好だ。

 米国産牛肉にこだわる吉野家にとって、アジア各国で需要が高まり、価格上昇が続くことが長年の懸念だった。昨年夏の対米牛肉セーフガードの発動による関税増加分の上乗せに加え、米中貿易摩擦で中国が米国産輸入を解禁したことによって、価格はほぼ高止まりの状態が続く。

 国内でも、生産者の減少で業務米が外食各社の取り合いになり、価格上昇が深刻だ。河村泰貴社長は「今期は牛肉で15億円、コメやシャケなども含め、原材料で28億円の原価上昇になる」と分析する。

 人件費では、東京都内でバイトの時給が1千円を超える。深夜時間帯は1500円に達するが、それでも人材確保競争は激しく、引き抜き警戒で人件費の上積みも迫られる。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ