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【中国ウオッチ】中国の配車大手「滴滴」に批判集中 SOSあったのに…殺人防げず

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【中国ウオッチ】
中国の配車大手「滴滴」に批判集中 SOSあったのに…殺人防げず

今年2月、北京で「滴滴出行」が行った春節の帰省客向け相乗りサービスのキャンペーン会場(ロイター) 今年2月、北京で「滴滴出行」が行った春節の帰省客向け相乗りサービスのキャンペーン会場(ロイター)

 ただ、自家用車を使ったライドシェアサービスは、タクシーやハイヤーなどと違って運営会社による運転手への監督や指導が行き届きにくく、安全面の問題が指摘されている。とくに最も価格が安い相乗りの「順風車」サービスは、運転手への規制が緩いとされていた。

 河南省鄭州市では今年5月、滴滴の「順風車」を利用した客室乗務員の女性(21)がドライバーに強姦・殺害され、遺体を遺棄される事件が起きた。女性の遺体には20カ所以上の刃物による傷が残されていたという。容疑者の男は犯行現場近くの川に飛び込み、後日遺体で発見された。

相乗りサービス停止

 滴滴は一連の事件を受けて8月下旬、「順風車」のサービスを停止した。9月8~15日の深夜11時から翌5時まで大部分のサービスを停止するほか、アプリに「ワンタッチ通報」機能を設置するなど「安全面の大改革」を行うとしている。

 交通運輸省などは9月5日、顧客の安全確保面などに関する滴滴への本格的な立ち入り調査を開始。中国メディアによると、創業者の程維CEOは現場でこう自己批判したという。「滴滴はこうした大規模な業務を行いながら、経験と検証を欠き、畏敬と警戒の心が不足し、最低限の安全意識を失っていた」

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