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【中国ウオッチ】中国の配車大手「滴滴」に批判集中 SOSあったのに…殺人防げず

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 午後4時ごろには友人と母親が警察に通報したものの、捜査当局が滴滴から問題のドライバーや車両に関する情報を得られたのはさらに2時間後の午後6時過ぎだった。

事件前にも問題行為通報

 殺害翌日に逮捕された鍾容疑者の供述によると、山中で趙さんの手足を縛った後、口を粘着テープでふさいで金を要求。通信アプリの微信を使って9000元(約14万6千円)を振り込ませた後、犯行に及んでいた。

 犯行の残虐さが際立つ一方で、今回の事件は本来防ぐことができたとの見方も広がる。事件の2日前、現場付近で滴滴を利用した別の女性客が、鍾容疑者の問題行為を同社に通報していたからだ。通報によると、鍾容疑者は女性に対し後部座席ではなく助手席に座るよう何度も要求。車が人気のない場所に向かったために強く停車を求めて車から降りたが、しばらく後をつけられたという。だが滴滴側は通報を受けながら何の措置もとっていなかった。

 新京報が鍾容疑者と交際していた女性に取材したところ、容疑者は中国で流行しているインターネット賭博にはまり、一時は二十数万元、日本円にして300万円以上の借金を抱えていたという。両親から金銭的な支援を受けたが完済できていなかった。事件前に「俺がいなくなっても探さないで」と恋人に伝えており、自暴自棄になっていた可能性もある。

圧倒的シェア

 2012年創業の滴滴は、16年に米同業のウーバー・テクノロジーズの中国事業を買収するなど圧倒的シェアを誇り、1日の配車件数は3000万件に上る。

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