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【北海道震度7地震】ブラックアウト、苫東厚真火力の「一本足打法」あだに 

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【北海道震度7地震】
ブラックアウト、苫東厚真火力の「一本足打法」あだに 

北海道電力の苫東厚真火力発電所=北海道厚真町(北海道電力ツイッターから) 北海道電力の苫東厚真火力発電所=北海道厚真町(北海道電力ツイッターから)

 石炭を発電燃料とする苫東厚真火力発電所は1号機と2号機、4号機と3基の発電設備があり、総出力は165万キロワット。地震発生当時の道内の電力需要(約310万キロワット)の半分強を担い、「一本足打法」に近かった。大阪電気通信大学の伊与田功教授は「最適な電源構成の重要性が浮き彫りとなった。1カ所の大規模な発電所に依存するのはリスクが高くなる」と語る。

 道内唯一の原子力発電所である泊原発(出力207万キロワット)は平成24年から長期停止し、再稼働の見通しが立っていない。苫東厚真頼みの構図にはそうした事情もあるが、北電も道内の電源構成について手をこまねいていたわけではない。

 北海道-本州の連系線は容量が60万キロワットだが、別ルートで30万キロワットの増強工事中で、来年3月に運用開始予定。北電で初めての液化天然ガス(LNG)火力、石狩湾新港発電所1号機(56・94万キロワット)の稼働も来年2月に控えていた。これらの対策が今回の地震には間に合わなかった。

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