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【経済ななめ読み】
星空の値段

 何年かごとにカメラが欲しくなる。新人記者として地方支局にいたころは一眼レフカメラと白黒フィルムで写真を撮り、支局内の暗室で現像や紙焼きもやっていた。下手な腕で何度も怒られたせいか本格的に取り組むことはなかったが、いい写真を撮りたいという気持ちはある。

 そして最近もカメラが気になる。夏休み中のキャンプで満天の星を見たからだ。真夜中に起き出して空を見上げると、寝るまでの曇天が晴れ渡っていて、思わず声が漏れるほどの星空だった。あんな光景をなんとか写真に残してみたい。

 ただし小さな弱い光を記録せねばならない星空の撮影は難しい。暗い場所でも多くの光を取り込むには、相応の性能のカメラやレンズが必要だ。もちろん値段も張る。星空の撮影に適しているとされるレンズは十数万円することも多い。

 最近はスマートフォンでもきれいな写真が撮れ、カメラ市場は縮小傾向。そのうえわが家では子供が大きくなり、4年ほど前に買ったミラーレス一眼の出番はすっかり減った。

 そんななかで突然わき上がったカメラ欲。星空を手元に残すためだけにどこまでお金をかけるべきか。悩みどころだ。(生)

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