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【スルガ銀不正】金融不全 落ちた地銀の星(上) 不正横行 収益至上の果て

シェアハウスをめぐる不正融資について謝罪するスルガ銀行の有国三知男新社長(左)ら=7日、静岡県沼津市(田中万紀撮影)
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 「会長自ら説明する責任があると思う」「マーケットの理解を得られるのか」

 7日に静岡県沼津市内のホテルで開かれた記者会見。不正の責任を取って辞任する創業家の岡野光喜会長が姿を現さず、記者からは疑問の声が噴出した。代わりに記者会見に臨んだのは同日付で社長に就任した有国三知男(ありくにみちお)氏。有国氏は「信用を回復できるよう顧客に向き合っていきたい」と述べたが、説得力はなかった。

 一時は「地方銀行の優等生」とされたスルガ銀行。しかし裏側では多くの不正行為が蔓延(まんえん)していた。行員を不正に駆り立てたのは行き過ぎた収益至上主義だ。

 「なぜそんなに高収益なのか正直疑問だった」

 地銀幹部はこうつぶやく。低金利で地銀の経営環境が厳しさを増す中、スルガ銀は平成29年3月期まで5年連続で過去最高の最終利益を更新。貸出金は3・2兆円と地銀中位ながら、貸出金利回りは3%超と他行の1%前後を大きく上回っていた。

 しかし高い収益力は不正にまみれた張りぼてだった。転落に至るまでに何があったのか。

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