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クロマグロ増枠 日本の思惑外れる 国内配分 苦しい対応続く

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クロマグロ増枠 日本の思惑外れる 国内配分 苦しい対応続く

鳥取県の境漁港で次々と水揚げされるクロマグロ 鳥取県の境漁港で次々と水揚げされるクロマグロ

 7日まで続いたWCPFC北小委で、太平洋クロマグロの漁獲上限の拡大を目指す日本と、資源回復を優先したい米国やクック諸島は最後まで歩み寄ることができなかった。日本国内では、厳しい漁獲制限の影響で苦しい生活を強いられるマグロ漁師も出てきた。日本は増枠を勝ち取ることで、こうした漁業関係者に報いる算段だったが、かなわなかった。

 クロマグロは高級なすしネタとして人気を誇るが、乱獲のため資源量が激減した。国際的な科学機関の推計では、親魚資源量は1961年の約17万トンをピークに減少傾向が続き、2010年には約1万2千トンまで低下した。

 WCPFCは15年から国別に漁獲上限を設け、資源管理を厳しくした。日本の漁獲枠は小型魚が4007トン(02~04年の平均漁獲量の半分)、大型魚が4882トン(同期間の平均漁獲量から増やさない)だ。

 これに基づき、水産庁は16年から、小型魚を対象に、都道府県別に罰則付きの漁獲枠を設定。今年7月からは、大型魚も対象に加えたが、漁獲枠の配分方法をめぐり混乱が生じた。

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