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「トルコショック」に欧州も警戒 最悪のシナリオは金融システム不安

トルコ・イスタンブール旧市街で、両替店前に掲げられた米ドルやユーロとリラの交換レートを示す看板=13日(共同)
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 【ベルリン=宮下日出男】欧州がトルコの通貨リラの急落の余波を警戒している。輸出などに影響が出かねないだけでなく、南欧の銀行は巨額のトルコ向け債権も抱えるためだ。欧州は米国との貿易摩擦激化を当面免れたものの、新たな懸案材料になる可能性も否めない。

 欧州連合(EU)の欧州委員会によると、トルコにとってEUは最大の貿易相手で、トルコはEUの第4位の輸出先。その中で最大の割合を占めるドイツのザイベルト政府報道官は13日の記者会見で「トルコの経済安定は関心事。動向を注視している」と述べた。

 独政府は現時点でリラ急落の影響は見られないとの見解。輸出全体に占めるトルコの割合も比較的低く、影響は限定的との見方もある。ただ、これまでじわりと進んできたリラ安などの影響で主力の機械の輸出は既に今年1~5月で前年同期比約5%減少。業界は一段の落ち込みを懸念する。

 さらに警戒されるのは、欧州の銀行が抱えるトルコ向け債権だ。国際決済銀行(BIS)によると、今年3月時点で最大のスペインの銀行の債権は約809億ドル(約9兆円)と全体の約36%を占め、フランス(351億ドル)、イタリア(185億ドル)と続く。

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