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トルコ通貨急落、年初から40%超…対米悪化響く 欧州は警戒強める

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トルコ通貨急落、年初から40%超…対米悪化響く 欧州は警戒強める

関係が悪化する米国とトルコ 関係が悪化する米国とトルコ

 一方、エルドアン政権は、クーデター未遂事件で「黒幕」と断定した在米イスラム指導者、ギュレン師の身柄引き渡しを要求してきたが、米側は応じていない。また、米軍はシリア内戦で少数民族クルド人の民兵組織を支援しており、この組織を自国内の非合法クルド人武装組織の「分派」とみなすエルドアン政権は、「なぜテロリストを支援するのか」と米政府を非難してきた。

 両国はともに北大西洋条約機構(NATO)の加盟国。トルコは輸入原油の半分をイランに依存しており、米政権の対イラン制裁の再発動で打撃を受けるとの指摘もある。

 トルコ経済は失業率などが高止まりしている半面、内需は活発で自動車産業などもあり、実体として危機的状況というほどではなかった。ただ、金融引き締めに否定的なエルドアン氏が中央銀行の政策に関与する方針を示している上、6月の大統領選再選後には女婿のアルバイラク氏を財務相に起用。こうした姿勢が金融市場や格付け機関から負の反応を招いている。

 経済的な結びつきが強い欧州では、対トルコ融資残高が多い金融機関への懸念が高まり、円やドルに対してユーロが売られるなど警戒感が強まっている。

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