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【経済ななめ読み】黒から白になった!?

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 「黒から白へ」-。黒田東彦(はるひこ)総裁が率いる最近の日銀は時代が逆行したかに見える。金融政策の「わかりにくさ」が、白川方明(まさあき)前総裁時代に似てきた。

 白川氏は小出しの金融緩和策がデフレをかえって悪化させたと批判を浴びた。テクニカルでわかりにくい用語を駆使した政策説明も、日銀の狙いがよく伝わらず、市場とのコミュニケーション力に欠けるとも指摘された。これに対し、黒田氏は平成25年4月に、2%の物価上昇目標を「2年程度」で達成すると掲げ、「黒田バズーカ」とも呼ばれる大規模な金融緩和策を導入。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の牽引(けんいん)役を担ってきた。

 だが、大規模緩和は5年がたち、苦しい状況に追い込まれている。物価の伸びは鈍く、2%目標の達成時期は撤回。7月の金融政策決定会合は、「フォワードガイダンス」なる言葉で現在の極めて低い金利水準の維持を約束しつつ、一定の長期金利の上昇を容認することなどを決めた。緩和長期化の副作用を軽減するための政策修正だが、ちぐはぐな印象は否めない。市場の混乱を招かないよう政策の白黒をはっきりさせてほしいものだ。(誠)

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