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燃費・排ガス検査不正 3社も不正発覚 日本の車、信頼損ねる恐れ

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燃費・排ガス検査不正 3社も不正発覚 日本の車、信頼損ねる恐れ

会見するスズキの鈴木俊宏社長=9日、東京・大手町(古厩正樹撮影) 会見するスズキの鈴木俊宏社長=9日、東京・大手町(古厩正樹撮影)

 スズキとマツダ、ヤマハ発動機で完成車の燃費・排ガスの抜き取り検査に関する不正が新たに発覚した。すでに明るみに出ていたSUBARU(スバル)と日産自動車を含めると、上場する国内乗用車メーカー7社中4社でこうした問題が起きたことになり、一部の問題とは言えない。環境性能が評価されてきた日本の自動車業界全体の信頼を損なわせかねない事態で、各社には対症療法ではなく、抜本的な取り組みが求められる。

 「検査員の理解が不十分だった。広範囲にわたって教育が行き届かなかった」

 9日、東京都内で開いた会見でスズキの鈴木俊宏社長はこう強調した。同社の説明によると、検査員は基準について知っていたが、それをどうしても守らなければならないものとは理解せずに測定していたという。現場の「規律の緩み」(鈴木氏)に加え、管理者側もその意識づけを徹底できなかったと説明した。

 検査では、工場で生産した完成車の100台に1台程度を抜き取り、燃費や排ガスを測定する。「これまで、リコール(回収・無償修理)につながったことはない」(マツダの菖蒲田清孝取締役専務執行役員)といい、一台一台の結果が軽視されやすくなっていたもようだ。測定時に条件を逸脱してしまっても、「再試験を行う場合は次の車両でやればいいという雰囲気」(スズキの鈴木氏)すらあったという。

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