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ドライバーの運転パターンを記憶・反映する自動運転車 日産が開発 

日産自動車とDeNAが自動運転車を使った配車サービスの実験開始を発表し、走行デモンストレーションが行われた =2月23日、横浜市
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 日産自動車が、ドライバーの運転パターンを学習する自動運転車の開発を進めていることが16日、わかった。自動と手動を切り替えられる車を想定し、自動運転時には人工知能(AI)が学習したドライバーの“癖”を反映して違和感を小さくする。日産は平成34年に完全自動運転車の展開を目指しており、これに合わせて実用化される可能性がある。

 交通事故の9割が人為的な過失によるものとされており、自動運転車が普及すれば、事故を大幅に減らせる見込み。ただ、いくら安全だとわかっていても、加減速のタイミングや曲がるときの位置の取り方といった運転パターンが日常的に感じる乗車体験とかけ離れていると、乗員は安心して自動運転に任せられない。

 このため日産では、AIがハンドルの切り具合やブレーキの踏み方といったその車の主なドライバーの運転パターンを記憶し、自動で再現させる方向で開発を進めている。

 他の自動車メーカーと同じく日産も、「運転する楽しさ」を訴えてきた。このため、運転したい時は手動でハンドルを握り、疲れているときや作業をしたい時などは自動運転に切り替えることを想定している。

 日産は28年から、「プロパイロット」と呼ぶ一連の先進安全機能をミニバンの「セレナ」や、小型車の「ノート」などの主力車に順次、搭載してきた。昨年、全面改良して発売した電気自動車(EV)「リーフ」では、ボタン一つで自動駐車できる機能を追加。今年度内には、高速道路の複数車線を自動で走行する機能を実用化する見通しだ。

 中畔邦雄専務執行役員は自動運転車について「快適に移動できるシステムとして進化させていく。自動運転は単なる運転の代行ではなく、(乗員の)期待値に車の挙動を合わせていく必要がある」と話している。

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