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花王、平成37年に化粧品事業売上高4千億円目標 ブランド4割減へ

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花王、平成37年に化粧品事業売上高4千億円目標 ブランド4割減へ

インタビューに応じる花王の村上由泰執行役員=13日、東京都中央区(井田通人撮影) インタビューに応じる花王の村上由泰執行役員=13日、東京都中央区(井田通人撮影)

 花王は13日、子会社のカネボウ化粧品を含むグループの化粧品事業で、平成37年12月期に4千億円以上の売上高を目指す方針を明らかにした。グループの化粧品事業を統括する村上由泰執行役員(カネボウ社長)が、産経新聞のインタビューで明らかにした。29年12月期の事業売上高は約2700億円だったが、ブランドの選択と集中を進めることで、年5%以上の成長を持続する。

 花王はグループで49の化粧品ブランドを展開しているが、本業のもうけを示す営業利益の事業売上高に占める割合(営業利益率)が4%台にとどまる。このためスキンケアの「ソフィーナiP」など11のグローバルブランドと、国内中心の8ブランドを重点強化し、32年以降は営業利益率10%以上を維持する方針。村上氏は「現状では波に乗り切れていない。(選択と集中で)安定成長軌道に乗せたい」と意欲を示した。

 一方で村上氏は、34年までに4割に当たる約20のブランドを廃止する方針を明かし、「顧客や小売店には継続ブランドへの移行を促す」と述べた。対象にはファンデーションの「レヴュー」やスキンケアの「フェアクレア」が含まれ、合計の売上高は約1割に上るとみられるが、不採算ブランドが多いため廃止で収益は改善するとみている。

 村上氏はこのほか、生産について「需要が旺盛な中で一部工場の能力を増強したが、それでも厳しい」と話し、他の製品を手掛ける工場の活用を検討していることも明らかにした。

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