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【トラノコのかんたんマネー講座】バフェットと分散投資(2)

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【トラノコのかんたんマネー講座】
バフェットと分散投資(2)

 企業分析をもとに優良企業の本質的価値を捉えて集中投資する重要性を説いてきた「投資の神様」バフェット氏が、2017年の株主への手紙で警鐘を鳴らしたのは、ファンドの手数料についてでした。そして、手数料を抑えて、相場全体の銘柄に分散投資できる手段を開発し、広めてきたバンガード社創業者のボーグル氏を褒めたたえました。

 「インデックスファンド」と呼ばれる運用方法は、個別企業ではなく、設定されたテーマや銘柄群全体に投資をするものです。バフェット氏があげたものも、S&P500という米国市場に上場する大企業500社をまとめた指数の動きをなぞったものでした。米国トップ企業の力強い成長全体に投資をする発想で、500社に分散投資しリスクを抑えます。

 バフェット氏は同じ手紙の中で、「長期的にS&P500指数に勝つことができる腕のいい個人は存在する」とも述べています。個別企業を選び集中投資することのできるファンドについて、自らのバークシャー社をはじめ、その存在を否定しているのではなく、適切な手数料体系であるかに着目すべきだと言っています。(トラノテック取締役 藤井亮助)

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