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「物言う株主」に東芝配慮 自社株買いで成長投資は…

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 ただ、成長を支える牽引(けんいん)役は不在の状態だ。会計問題発覚の27年以降、成長が見込まれた医療機器やスマートメーターからは次々撤退。さらに、営業利益の約9割を生み出してきたメモリー事業も売却したことで、新たな「稼ぎ頭」が見当たらない状況にある。

 車谷氏は今後の柱として、人工知能(AI)などを活用し、エネルギーやインフラ機器の納入後にも保守やサービスで継続的に稼ぐモデルを強化する考えを示す。ただ、競合も同様の取り組み強化を急ぐ中、継続的に投資を続けなければ競争力の維持は難しい。

 株主還元と成長投資のバランスにどう折り合いをつけながら、再成長に向けた道筋を描くのか。東芝は、なおも難しい課題を抱えたままだ。(今井裕治)

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