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自動運転 対人事故も補償 任意保険 損保各社が方針

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 損害保険各社は任意で加入する自動車保険について、自動運転車の対人事故も補償の対象とする方針を固めた。政府が自動運転中の車の事故は原則として所有者に賠償責任を負わせ、加入が義務の自動車損害賠償責任保険(自賠責)で相手の被害を補償する方針を決めたため、民間の任意保険もこれに沿う形となる見通しだ。

 政府は自動運転車が普及し始める平成32~37年に向け、法整備や規制の方向性を示す「自動運転に係る制度整備大綱」を3月末にまとめ、自動運転中の車の事故に一般の自動車と同様、自賠責を活用できることを確認した。

 自賠責は事故で相手を死傷させた場合に保険金が支払われ、賠償額を賄えない場合に任意保険で不足分をカバーする仕組みであるため、「任意保険の賠償のあり方も自賠責に適合させる」(大手損保)方針。

 5段階に分けられる自動運転技術のうち、緊急時のみドライバーが対応する「レベル3」までが主な対象。運転席に人が座らないレベル4以上は、今後の検討課題となる。

 損保各社は自動運転関連の制度整備に先行して、主力の自動車保険について、主に自動運転時の物損を対象にした特約を無料でつけた商品を、昨年から今年にかけて相次ぎ発売している。対人事故への補償のあり方が明確になったことで、今後は自動運転の商用化の動向なども見極めつつ、保険内容の見直しなどの対応を検討していく。

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