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【東芝決算会見】車谷会長「ようやくスタートライン」 半導体売却に遅れ 新たな収益源見えず

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 東芝メモリを売却できても、それに代わる新たな収益源を育てられるかどうかが次の課題だ。東芝の連結売上高は事業の売却を繰り返したことで4兆円を下回り、ピークの20年3月期(7兆2088億円)から4割強も減少している。

 再成長には売上高の回復が欠かせないが、かつて半導体と双璧をなす主力だった原発事業は、東京電力福島第1原発事故後、国内の新増設が滞り、海外での需要増も見込みにくい。水処理やエレベーターなどインフラは安定需要こそ見込めるが、半導体の減少を補うほどの成長は難しい。

 東芝が15日に示した改革方針でも、屋台骨を支える次の成長事業については具体的な言及がなく、固定費の圧縮など、コスト削減施策に重点が置かれた。

 「収益性を強化し、成長事業を育成する。30年度を変革元年にする」と記者会見で再成長に向けた決意を語った車谷氏。年内に数値目標も含めて発表する改革計画で、説得力のある成長戦略を示せるか。金融再編に手腕を発揮し、旧三井銀行でプリンスと呼ばれた車谷氏の真価が試される。

(今井裕治)

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